2022 第7回坂場ピアノ教室 ピアノ発表会

♫2022年4月10日(日) 黒埼市民会館ホール♫

4月10日(日)に黒埼市民会館ホールで第7回坂場ピアノ教室 ピアノ発表会を開催しました。

前回はコロナ禍で、ホールではなくオンライン上で発表会を開催しました。
(レポートはこちら
初めての試みで様々に学びが多かったものの、やはりできればホールで開催したいなという思いがありました。

2022年の4月頃ならコロナも収まっているかなと希望を込めて会場を予約したのが1年前。
そして2022年を迎え、なんとこれまでで一番感染者数の多い春となりました。

そこで、感染対策のために普段の発表会と開催方法を変えることにしました。

密を避けるために毎回行っていた集合写真撮影とリハーサルをなくし、プログラムを3部構成にして、出演生徒さんもお客様も各部が終わるごとに解散という形を取りました。


発表会は、生徒さんが舞台で演奏をするという大きな目的がありますが、ほかにも、別の生徒さんの演奏を聴ける大切な機会でもあります。

中高生のお兄さんお姉さんが、長くて難しい曲を弾いていること。
小さかった生徒さんが発表会のたびに成長している姿を見られること。
お友達や、自分と同じ年くらいの生徒さんが弾いている曲を楽しめること。

同じ教室に通っている別の生徒さんの演奏を聴くということは、発表会ならではの楽しみです。

プログラムを3部に分ける際に、年齢と曲の構成にとても気を配りました。
各部それぞれ小さな子から大きな子まで年齢に偏りが出ないことと、様々な雰囲気の曲を楽しめること。
難しかったですが、生徒さんと保護者様に楽しんでいただけたらいいなと思っています。


3年振りのホール開催は、生徒さんの成長をとても感じるものでした。
発表会が初めての生徒さんも多かったですが、緊張しながらも皆さん自分なりの演奏を披露してくれました。よく頑張りました。

今回、4月開催ということもあって、進学や進級に伴い数人の生徒さんが最後の発表会を迎えました。
舞台袖で彼らが演奏している後ろ姿を見ながら、初めて教室に来た時のことを思い出していました。

そのうちの1人で年中の頃から教室に来ていた中学生の生徒さんは、演奏終了後に舞台袖に戻って来た際「がんばったね。すごく良かったよ」という私の声掛けに、「ありがとうございました」とかしこまって深く頭を下げてくれました。
10年分の彼女の成長が一気に感じられて感慨深かったのと、その成長をこれまで見ることができた嬉しさと。
とても心に強く残った出来事でした。


新型コロナウイルスの感染者が増えている中、当日までハラハラのし通しでしたが、無事に発表会を開催できたことは、ひとえに生徒さんと保護者様のご協力があってのことです。
心より御礼申し上げます。

また、発表会開催にご尽力、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
陰ながら協力してくれている私の家族にも感謝しております。

少しずつ規制の緩和が始まっているようですが、まだ続く新型コロナウイルスの影響の中でも、音楽ができること、自分ができることを一つ一つ見つけながらやっていこうと思います。