２０１８ 第4回坂場ピアノ教室 ピアノ発表会

今回は4月開催ということもあり、数名の中学生が受験などで出演できず、入れ替わるように7名の生徒さんが初出演というとてもフレッシュな顔触れでした。

生徒さんたちが舞台袖で待機しているところから、可愛らしいドレスを着た嬉しさと、初めての大きな舞台という緊張感でドキドキしている様子が伝わってきました。

きっと、ご家族の方の緊張もひとしおだったことでしょう。

入念にリハーサルを行い、本番へ。

ひとりひとりが丁寧に、私が想像していた以上に堂々と素晴らしい演奏を披露してくれました。

ピアノの発表会では、ほとんどのケースで生徒さんがひとりで舞台に立ち、演奏します。

当たり前のように行われているこの発表会ですが、生徒さんがたった1人で大きな舞台に立ち、誰の助けも借りずに、大勢の前でピアノの演奏を披露するということは、全然当たり前ではなくとても凄いことです。

人前で演奏を披露する準備。

緊張の中ひとりで舞台に出て行く度胸。

練習したことを披露する懸命さ。

どれが欠けてもできることではありません。

ですから、きちんと発表会をまっとうできた生徒さんたちを心から褒めてあげたいですし、保護者の皆様にもめいいっぱい褒めてあげてほしいなと思うのです。

今回のプログラムでは様々な時代の作曲家を取り上げ、生徒さんひとりひとりの良さを引き出すプログラムにしました。

いつもよりも曲選びが難航しましたが、それでもじっくり取り組んで良かったと思える演奏を生徒さんたちがしてくれました。

生徒さんひとりひとりの個性がとてもよく現れていたと思います。

今回も最後に講師演奏をさせていただきました。

普段のレッスンでは先生が演奏している姿を見る機会はなかなかないと思いますが、こういう改まった場で聴いていただけると嬉しいです。

時々生徒さんから「緊張しない方法はありますか？」と聞かれることがありますが、難しいところです。

何回舞台に立っても必ず緊張するんですよね。

遠回りなように見えますが、やはりこつこつ練習することが一番効くと思います。

演奏後に、教室の中で一番小さな生徒さんから花束をいただきました。

ありがとうございました。

生徒さんからの「いつもありがとう」の言葉がとても嬉しかったです。

こちらこそ、いつもレッスンで楽しい時間をありがとう。

発表会までこつこつと練習し、緊張の中で素晴らしい演奏を披露してくれた生徒さんたち、本当にお疲れ様でした。

そして、生徒さんを見守り、励まし、教室へのご賛助、ご協力を惜しまないでいてくださる保護者の皆様、いつもありがとうございます。

発表会開催や教室運営に尽力してくださる皆様、私の家族にも感謝しています。

4月から新年度が始まります。

新たな生徒さんたちをお迎えして、心機一転、楽しく、丁寧にレッスンしていきたいと思います。